売却理由によって売却期間も変動する

転勤や家族構成の変化によって、所有しているマンションの売却を考え始めた場合、何から始めたらいいか悩む人が多いです。マンションの売却を考え始めた時、事前の情報収集と準備が大切です。その中でも特に、マンションの売却にどれくらいの期間がかかるのか知り、おおよその予定を考えておくことが大切です。

本記事では、マンションの売却にかかる期間の目安を解説しています。また、マンションの売却理由によって売却期間も変動しますので、それぞれのケースについても紹介します。

マンション売却にかかる平均期間は

マンション全体の売却期間の平均は、首都圏では約2.5か月、近畿圏では約3.3か月、中部圏では約4.1か月となっているデータが出ています。

ただし、スムーズにいった場合の期間と覚えておくと良いでしょう。マンションの状態や売り出した時期によって、売却期間は増減します。築年数が古いマンションや、室内の状態が悪いマンション、駅から遠いなどの悪条件のマンションだと、一般的に買主が見つかるまでに時間がかかります。

マンション売却までに必要な準備と期間の目安

マンションの売却を決めてから、実際に売却完了となるまでは、幾つかの必要な準備とステップがあります。事前に、全体の流れを理解しておくことがマンション売却成功の鍵です。ここでは、マンションの売却に必要なステップと、それぞれに必要な期間の目安を解説します。

不動産査定には1週間程度

まず、マンションを売却すると決めてから、1番最初に行わなければならないのは不動産査定を受けることです。まず最初に不動産会社から査定を受けて、売却の仲介を依頼する不動産会社を選びます。マンションの査定をしてもらうのに必要な日数は、1週間程度と言われています。

不動産査定には、簡易査定と訪問査定の大きく2種類があります。簡易査定はネット上で、必要情報を入力することにより、すぐに査定額を出してもらうことができます。一方で、あくまでマンションを見ずに情報からの判断となる”簡易”査定なので、おおよその査定額しか知ることができません。より正確な価格を知りたい場合には不動産会社にマンションまできてもらう、訪問査定がオススメです。

複数の不動産会社に査定を依頼する場合や、訪問査定の場合は日程調整の期間などを考慮し、だいたい査定には1週間ほどかかる、と見ておけば問題ないでしょう。

買い手が見つかるまでは3か月~6か月

不動産査定を受けて仲介を依頼する不動産会社が決まると、いよいよ販売活動に入ります。販売活動を開始しから、買い手が見つかるまでは約3か月〜6か月かかると見込んでおくと良いでしょう。

築浅や、駅から近い、人気のエリアにあるなどの好条件のマンションはすぐに買い手が見つかる可能性も高いですが、一般的には、買い手が見つかるまでは数ヶ月かかると思っておきましょう。

気をつけておかなければならない点は、マンションは販売されている期間が長いほど売れにくくなる点です。長い間売り出されていると、どうしても売れ残っている印象がついてしまいます。また、不動産会社も売れにくい物件には次第に力を入れなくなりますので、余計に売れにくくなることもあります。

こうして時間がかかってしまうと、不動産会社との契約も切れてしまうため、遅くとも6か月を目安に売却を目指すことが大切です。

売買契約を結ぶまで約1週間

売却活動の結果、晴れてマンションの買い手が見つかった場合、売買契約を結びます。

この売買契約を結ぶまでにかかる日数は大体4~7日くらいかかると見ておきましょう。契約する際には、売却不動産価格の10%を買い手から手付金として受け取ります。この手付金は、突然契約が解除されるのを防ぐのに有効です。

引き渡しが完了するまでには1か月前後

売買契約を結んだ後は、マンションの買い手が住宅ローンの審査に通るまで、2週間~1か月待つことになります。この買い手の住宅ローン審査が終われば、ようやくマンションの引き渡しができます。

マンションを短期間で売るためのポイント

マンションの売却は大きなお金が動き、手間も時間もかかるためとてもエネルギーを使います。できるだけスムーズに、短期間で売ってしまいたいものですよね。また、売却に時間かかればかかるほど、不動産は売れにくくなることも事実ですので、短期間で売るための工夫はしておくに越したことはありません。

ここからは、マンションを短期間で売るための幾つかのポイントについてご紹介します。

内覧の日程調整は柔軟に対応する

販売活動の際、多くの購入希望者はマンションの内覧を希望します。内覧の希望があったら、機会損失にならないよう、できるだけ先方の希望する日にちに内覧ができるよう、柔軟に対応しましょう。

また、内覧時の部屋、売主の印象はとても大切です。部屋は清潔感を大切にして綺麗に掃除をし、内覧時は誠実に対応するようにしましょう。

必要に応じて値下げを行う

マンションを売り出してから日にちが経ってしまい、売りたいと考えている期限まで1~2か月と迫ったら、段階的に計画を立てて値下げを行うことをお勧めします。

いつまでも売れないということは、そのマンションの売却適正価格よりも高い価格設定をしている可能性があります。マンションは値下げを行うと、売れる可能性が上がりますので、不動産会社に相談しながら適宜値下げを行いましょう。

仲介ではなく買取を選ぶ

マンションの売却は、買い手とのご縁です。不動産業者に仲介にを頼んでいても、すぐに買い手が見つかるかといえば実際に売り出して見ないとなんとも言えません。

マンションを、すぐに売ならければならない理由がある場合、仲介ではなく、買取専門の不動産会社にマンションを直接買い取ってもらうという売却方法があります。

この買取の場合には、仲介での売却よりも割安(5割~8割くらい)の価格になってしまうことも多いですが、現金がすぐに手に入るとメリットがあります。状況によっては、買取を選択することも良いでしょう。

マンション売却を成功させるには入念な準備が必要

マンションの売却にかかる平均期間、売却までのステップなどをご紹介しました。マンションをスムーズに売却するには、事前に情報を集めて、しっかり準備をすることが必要です。もしも売却に時間がかかってしまったら、値下げを検討するなど柔軟に対応していくことも大切です。