新築マンションを購入すると、インテリアオプションや設備のグレードアップなど申し込んだほうがよいか悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか?
これまで3回の自宅マンション売買で資産形成に成功してきた私が解説します
資産価値目線では至ってシンプルな結論です
「何もしないほうがよい」
新築マンションを購入し数年後に転売する可能性のある方が、この記事を読むことでオプションの必要性について理解ができると思います
マンション購入を決めた直後は金銭感覚がマヒしている
キッチン天板を豪華にしたり、壁にピクチャーレールを設置したり、洗面台周りをデザイン性の高いタイル貼りにしたり
新築マンションを購入する高揚感から思わず何か選んでしまいそうになります
自分の満足感を優先した浪費として、モデルルームのようなオプションてんこ盛りにするという価値観も否定はしません
私が2023年12月に入居する新築マンションのオプションを一部記載してみます
ガスコンログレードアップ | ¥357,500 |
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キッチンカウンター | ¥530,200 ※人造大理石からQストーンに変更 |
トイレ手洗い自動水栓 | ¥145,200 ※手動水栓から変更 |
ピクチャーレール設置 | ¥22,000/m |
今、この記事でこの価格を見ると高いと感じるのですが、マンション販売事務所でオプションの担当者を前にすると気持ちが大きくなってしまいがちです
資産価値目線で数年後に売却してなるべく金銭的に得をしたいのであれば、いっさいオプションは付けないことをおすすめします
売却するときに支払ったオプション費用分を上乗せして売却できることはほとんどありませんし、そのオプションを付けたから売りやすくなることもありません。投資対象として見合わないのです
自分の好みでオプションを付けすぎると、必要性を感じない買主にはその分割高な買物をするような感覚をもってしまいマイナス評価になりかねません
資産価値の高いマンションはディスポーザー、食洗機、床暖房が標準装備されている
食洗機については最近の新築マンションでは標準装備になっていることが多い設備です
もし購入しようとした新築マンションで食洗機がオプション扱いであれば、その物件自体の資産価値を疑ったほうがよいでしょう
資産価値の高い、すなわち購入価格から値下りしにくい、または値上りする物件というのは食洗機は標準装備になっています
特に郊外の新築マンションではコストカットを優先して食洗機やディスポーザー、床暖房のない物件を見かけますが、私はそのような物件は購入対象から外します
郊外マンションであっても資産価値の高い物件というのは、その地域で最も利便性が高く規模も大きく目立っていて、食洗機、ディスポーザー、床暖房は標準装備になっているものです
オプションを付けたとしても高く売れることはありません
私が以前住んでいたマンションではオプションを付けていました
浴室照明をダウンライトに変更するのに12万円です
たしかに高級感があり気に入っていました
数年後に売却することになって内覧に来てくれた方には、グレードアップした浴室照明に注目してほしい!と思ったもののほぼスルーされてしまう…
結果的に希望価格で売却することができたのですが、浴室照明のオプションは全く関係ありませんでした
自分や家族の利便性や心を満たすための浪費としてオプションを付けることを否定はしません。ただ資産価値目線ではおすすめできないのです
資産価値に特化するならオプションはいっさい付けないことをおすすめします